介護職をすぐに退職しないために大切なこと

介護職は、年齢が高い人や経験が無い人も仕事を始めやすいものの、就職後すぐに退職を考える人も多くいます。
同僚との関係が悪い、給料が安いなど、退職理由は人によって様々です。
介護職に転職する前に、よくある介護職の退職理由を知っておくと、就職後に退職を考える可能性を減らせるでしょう。

また24時間身体介護が必要となる施設においては、ベッド移乗や排せつ、入浴などの介助の際に身体に負担が掛かりやすく、腰痛や肩こりといった症状に悩む介護職も少なくありません。
慢性的に人手が不足している現場で仕事を続ける場合は、思うように休みを取れなかったり、連日の夜勤や早番などの勤務をお願いされたりすることもあり、日常生活に支障が出るケースもあります。
こうしたトラブルを防ぐには、人員配置が適正なところや、毎月の休日がしっかりと確保されているところを就職先の候補に決めることがポイントです。

初めて介護職に挑戦をする人は、仕事とプライベートを上手く両立させながら、自分に合った生活のリズムを整えるのが難しくなることがあります。
そこで、初めのうちは日勤が中心のデイサービスや訪問介護などの仕事を選んだり、ベテランの先輩職員に日々の仕事の取り組み方についてアドバイスを貰ったりすることが大切です。
なお、年間の退職者数が少ない介護事業所の中には、個々のスタッフの負担軽減を目的として、常勤からパートまで柔軟な働き方を選べるようにしているところや、職種ごとに役割分担をハッキリと決めているところが多くみられます。
その他、長く働けそうな事業所を見つけるうえで、就職活動の際に積極的に介護施設や訪問介護の現場などの見学をすることも重要です。